いくら自分のビジネスに関連した本が完成したからといって、そのまま出版のメリットを享受できるわけではありません。
必ず、印刷所に入稿する前に奥付と言われる本の最後のページを確認してください。
そこには著者プロフィールがありますので、そこにメールアドレスとホームページやブログのアドレスが掲載されているかは必ずチェックして、無ければ載せてください。
せっかく、本を読んで共感していただいても連絡の手段が掲載されていなければ、連絡の取りようがありませんからね。
わざわざ調べて連絡してくれるのは、ごく一部です。
できることなら、問い合わせや質問を受け付ける旨の記述もしておきましょう。
大量に問い合わせや質問がきたら面倒くさいと思うかもしれませんが、思っているほどきません。
それよりも、読者との接点を多く作ることを意識してください。
また、メルマガの登録やテキスト、無料レポートなどをダウンロードできるようにして、メールアドレスを収集できる仕組みも用意しておきましょう。
読者が本を読んで終わるのではなく、こちらからコンタクトを取れるようにしておくことは、出版からビジネスにつなげるためには、とても重要です。
あとは、発売までに出版社と販売についての打ち合わせをしてください。
その時に、必ず、具体的な販促活動と意気込みを伝えてください。
出版社は、月に何冊も書籍を発刊しておりますので、全ての書籍を平等に扱うわけではありません。
必ず、営業重点書籍のような、販売に力を入れる本がありますので、自分の本がそこに選ばれるようにするためです。
そして、最後に出版社にその本を売る気になってもらわなくてはならないため、まずは率先して、自分が売る努力を見せ付けるようにしてください。
発売後に寄せられた問い合わせや質問はできるだけ対応し、ホームページやブログなどでシェアすると良いでしょう。
読者との接点は絶好のチャンスです。
たとえクレームであったとしても、しっかり対応することで、その読者はファンになっていただくこともありますからね。